CISSPはまちがいなくサイバーセキュリティの領域において、最も高度な資格の一つです。
それを象徴する事実として2022年現在、日本人のCISSP所有者はわずか3300名程度です。
この日本人+CISSPの希少性の高さはダントツです。資格とはそもそもそのような付加価値を提供してくれるものなので、付加価値が高い時ほど有用です。
残念ながら付加価値のない資格をがんばってとっても労力以上の成果をえられません。
その点でもCISSPは今こそ取得しておくべき価値のある資格です。
この記事にアクセスされた方はきっとCISSPを目指していると思いますので、その場合は、この勉強法をよんでもらうのが最速です。ここにあなたにとってのCISSPの難易度を確実に測定する方法も紹介しています。
>>2022年 本当は教えたくない CISSPに独学一発合格した勉強法
難易度を測定する
CISSPの難易度を考えるときに重要な要素がいくつかあります。
主に以下のような要素が影響を与えてきます。
- 英語力
- これまでのエンジニアとしてのキャリア
- 既にもっている資格
英語力
CISSPにおいてCISSPは極めて重要な要素です。
実際に英語が全くダメだという人にとってCISSPの難易度は日本で最高峰の国家資格レベルに難しいと感じるかとおもいます。ただあまり悲観する必要もありません。
なぜならわたしの英語力はTOEIC350点台(10年以上前ですが)だからです。それからこれといって英語の勉強をしていないので今受けても同じような点数だと思います。
そんな私でもCISSPを一発で合格できたので、安心してもらって大丈夫です。
そんな私でも取得はできた。安心してほしい。
なぜそのようなことができるかというと、近年CISSPは本試験での日本語訳の精度向上に力を入れているからです。つまり英語が苦手な日本人でもCISSPは取得しやすくなりつつある途上にあるということです。そしてまだこの事実を知っている日本人は少ないです。
セキュリティ関連業務の経験値
そもそもCISSPは5年以上の業務経験を有することが基準の一つになっています。
単純に経験5年未満だとすると、CISSPの難易度は日本最高峰の国家資格並みに難しいと感じるのは当然です。
しかし5年~10年の経験があれば、その経験を通じて得たノウハウや常識力をもってより正しい正解にたどり着くことは十分可能です。実際のところ、この経験年数はCISSPの難易度だけでなく、総勉強時間にも大きく影響する要素です。
例えばネットワーク関係の業務経験値が0の状態で、ネットワークの勉強をしても全くもって意味不明に感じるはずです。IPアドレス計算って何?っていう状態であるほうが普通なのです。しかしネットワークエンジニアなら基本中の基本なので、簡単すぎる問題です。難易度というのはそういうもの、ということでうsね。
なお、私は学生時代にCCNAを取得しました。もう20年近くも前のことですから、この世にCCNAというものを知っている人はほとんどいませんでした。たまたま同じラボにいた超マニアックな学生とマニアックな教授以外、ネットワークって何?って状態です。みんなもっているスマホもガラケーでした。今みたいにBluetoothやWiFiが身近になかった時代です。
そういう時代背景もあるからか、正直いってネットワークの原理が1ミリも理解できませんでした。
その時、ネットワークのスペシャリストだった教授から言われた言葉があります
ネットワークは最初、全く意味不明だと思う
わたしもそうだった
しかし何故かわからないがある日突然分かるようになる
つまりブレークスルーだ
ネットワークはブレークスルーを起こすまで勉強を継続せよ
実機をさわれ(目の前にはCiscoルータが何台も積まれている・・)
それがネットワークエンジニアになるために最初に突破すべき関門である
筆者経験談より
厳密には、こんな言い方はされてません。もっと口語表現だったような気がしています。
ただ、とうじのわたしにはこんな感じで言っているように聞こえたということです。
どんな口語表現だったかは正直覚えてませんが、意味としてはそのままです。
しかしこの言葉はまさにその通りでした。実際に、ネットワークを理解できたとおもえるようになるまで半年以上はかかった気がします。大学で全て独学です。読んでもしっくりこない公式テキストと実機だけで。しかし一度理解できてしまうと、なぜこんな簡単でシンプルなことが今までわからなかったんだろうと思えるわけです。ふしぎですね
0からネットワークを理解することは、そういうことです。
つまり未経験の領域はだれしも難易度が高いと感じるもので、経験している領域はだれしも容易いとかんじるようになっています。
既にもっている資格
これも、一発合格勉強法の中で詳細を書いていますが、もう10年以上前に自らかんがえだした勉強法の威力を確かめるために、おおくの高度資格に挑戦していた時があります。
以下はその一部です。
- ネットワークスペシャリスト
- セキュリティスペシャリスト
- CCNA/CCNA(失効済み)
いずれもCISSP合格より10年以上前なので、今の国家資格のレベル感とはまた少しちがうと思います。ただ、これによりおおくの実務経験を得ることに成功したのも事実ですし、2022年にCISSPを受験したときも、この知識と経験のベースがあるために必要な総勉強時間をかなり抑制できました。
私の場合はCISSP合格のためにネットワークやセキュリティについてあらためて勉強する必要がまったくなかったので、再学習は一切していません。いずれも全く知らないというレベル感だと、1から勉強する必要があるため、その勉強だけでかなりの時間を要することになると思います。
その場合は、CISSPよりも先に別の資格に挑戦しておくことで、結果的にCISSPにも近づくことになるので無駄にはなりません。
日本人にとってのCISSPの希少性
2022年現在、日本人CISSPホルダーはまだまだ非常に少ないです。
3千人程度しかもっていないということは、もはやCISSPホルダーに遭遇すること自体が難しいレベルであり、だからこそ最高の付加価値を得られるのが今です。
そんな希少性のあるCISSPだからこそ、日本人にとって取るべき価値があります。しかしそう簡単にとれるほどやさしい試験ではないので、だからこそ希少価値が高く、得られる付加価値も大きいのです。
ただ、CISSPは正直、日本人が取るのはそう簡単ではないとおもいます。
だから今こそ、日本人はCISSPを取得する絶好のタイミングといえます。
いまこそCISSPを取得する絶好のタイミング
ITの世界において、ほぼすべてのはじまりは米国です。
CISSPはセキュリティの国際標準を網羅しており、まさに世界のスタンダードといえるセキュリティ資格です。
世界のセキュリティスタンダードを知る者=CISSPホルダーである。
そして日本人×CISSPの希少性(わずか数千人)を考えると、いまこそCISSPに挑戦する絶好のタイミングといえます。
しかしその分、普通の方法で勉強すると50~70万近いコストがかかってきます。
受験料も高額で、一度で約9万円、二回目となると18万円です。人によってはひと月まるまる、または半月ぐらいただ働きしたのと同じぐらいの価値です。
わたしは独学一発合格をかちとるためにかなり時間を勉強法をあみだすことについやしました。
その勉強法はこれからCISSPを目指す方にとっても有益になるとかんがえ、この記事にすべてをかきだしました。
受験に迷っている方もこれを読んでから判断してもおそくないです。むしろ読んでから受験する・しないを判断できるほうがコストパフォーマンスが高いので、その方法も含めて書いています。
>>2022年版 CISSP一発合格勉強法
一発合格勉強法は3万文字ほどあり、ほとんど電子書籍に近いボリュームになってしまいました。
最初からそうするつもりではなかったのですが、ほんきで独学一発合格を勝ち取るために考えつくしたエネルギーをすべて書いていったらそうなってしまいました。
勉強前に読んで得られること、勉強中に読んで得られること、合格後に読んで得られること、すべて詰まっています。かなり長くスキマ時間で読破することはむずかしいので、ブックマークして空いている時間に隅々までよんでもらえるとうれしいです。
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